ティンバライズ建築展 都市木造のフロンティア@スパイラル
都市をもっと木造化しようというコンセプトでそのためのアイディアを集約した展覧会。
面白いかったしもっと大々的にやって欲しいとも思うんだけど
同時に木造都市への限界も感じてしまう。
ビルを木造で単純に作ろうとしたら大断面になって
結局大断面にしてしまうと木造らしさが失われてしまう。
そうすると高いコストを払って木造にする意味が実質的になくなってしまう。
提案の中には木材らしい細い線材を組み合わせてつくっているものも結構あって
そういうアイディアは見ていて非常に楽しいけど
やっぱり個人的には木造から記憶(木造らしさ)を剥ぎ取ったらダメなんだと思う。
単純にコンクリートより木のがいい人っぽいみたいな感覚だけが
木造を展開させる可能性を支えているんだと思う。