トランスフォーメーション/東京アートミーティング@東京都現代美術館

crz_joe2011-01-30

変身-変容をテーマにいろいろなジャンルの作品が集まる。
現美では初の試みだけどこういう漠然としたキュレーションは好き。中沢新一長谷川祐子 共同企画
それだけで見る人に理工学的な視点を与えてくれるので、結果として見る方に右脳と左脳の横断を課せられて非常に楽しい。


見ていくと変容している状態をゼロから作り出している作品(キカイダー)、既存の作品に変容を加えて作品になっているもの(教科書の落書き)、変容そのもの(アニメーション)があることが分かる。


建築の人間からすると、既存のものがあふれた都市の状態からいつもスタートしている職業柄、2番目が圧倒的に受け入れやすいんだけど、メインとなっている展示は1番目の作品群。結構グロい。見ていて心がざわめきたつ。


やっぱり強く印象に残ったのはビョークの夫でもあるマシュー・バーニー。その人間が変容している様子は気持ち悪いんだけどどこかセクシー美しい。医学を学んだことがあるからなのだろうか。