ラジオデイズ/鈴木清剛

ラジオデイズ (河出文庫―文芸コレクション)
これは処女作ですけどこの人はコムデギャルソンで企画に携わっていたという経歴の持ち主なのね。知らなかった。完全に普通の人が主人公な普通の話で、一見地味だけど語り過ぎてうそ臭くなることを徹底的に嫌った時代の捉えかたというのはさすがの感性です。「ロックンロールミシン」より好感。いつになっても夢物語を追いつづけるテレビドラマとは対極的な存在だとキムタクを見てて思った。