2003-01-01から1年間の記事一覧

X50%、Y100%

連日の船橋にてアトワンオープンハウスの日曜。 僕はちょっと早めに出て初めて東葉高速鉄道に乗り生まれ故郷の北習志野で途中下車した。 この東葉高速鉄道は僕が小学生の頃からできるできると言われていたけど立ち退きがうまくいかないとかで結局僕が大学は…

猟奇的な彼女

社会的な休日を口実に映画「猟奇的な彼女」を見た。 韓国のラブコメなんだけどヒロインのその猟奇的な彼女がとても魅力的で思った以上によかった。背も高くてスラっとしてて黒髪がきれいですぐ殴るし二言目には殺されたい?とか言っちゃう超気のつおい女のコ…

戦争について

この戦争ってば僕の理解を完全に超えているから語ることができない。 ただ僕が思うのは民主主義国家には幻想の滅んだ国と幻想しか拠り所のない国があって、僕は痛みも歴史も持ち合わせていない国に生まれなくてよかったということだ。 大きな物語の崩壊と同…

ANDREW W.K. LIVE@赤坂Blitz

たまたま前日食った鰹のたたきが当たって最悪の体調の中、正直僕はそこまで好きじゃないんだけどこの異常に暑苦しい男が何故この時代にブリッツを2日抑えられるほど人気が出たのかに興味があったので、そのテンションの高さでは絶対に右に出るものはないと思…

テレビと住まい

ふと何気なくテレビを見てたらSHARPの液晶テレビのCMが世界の名作住宅を訪ねてという字幕と共にバラガンの住宅を映していてあれ?と思ったら「テレビは住まいのお荷物でした」とかいうコピー。(URL) 勿論小さく薄くなったことをアピールしたいだけなんだろう…

唯一の春休み

うちの先生が週末京都に行っていないのと現場が鉄骨待ちで停滞気味なのがたまたまうまいことタイミングが合って、週末は唯一の春休みと称してM本の実家の菅平のホテルにスキー/スノボに行ってきた。 行ってみるとかなり大きなホテルで100室くらいある感じ。…

無駄な税金

現場で墨出ししてみたらやっぱりあってなくて、それをやっぱり無理なんですよとかいってごまかしてる東京鉄筋が憎い。だったらなあなあでやるんじゃねえよ。ちょっとキレる。穏便にキレる。 その現場監督に塚本先生が新聞に建築界のスーパースターってでてま…

右往左往

先日の右脳と左脳の話って手の届かない領域に責任転嫁してすごく無責任だなあと思うんですけど、 ローファイが何でウケルかってつまりはそういうことなんじゃないかなあって思ったり。 例えば環境問題とかもテクロノジーとして追及しすぎてしまうと左脳の領…

文化庁メディア芸術祭

対して学校で一仕事を終えた帰りに寄った文化庁メディア芸術祭の方はすごい人手でちょっと萎え。大きく分けてマンガ/アニメ部門とデジタルアート部門があって、後者ではデジタルアートとくくってしまっている中にもかなりいろいろなジャンルがあってゲームだ…

ヴォルフガング・ライプ展@国立近代美術館

朝学校に行く前に土曜だしいいかと思って国立近代美術館に寄ったのは、昨日までの雨が嘘のように気持ちよく晴れた朝がぽかぽかと春を感じさせる陽気だったからに他ならない。 ヴォルフガング・ライプは米や花粉を床に撒いたり大理石にミルクを張って石のよう…

地価の勾配

今日はなんだか鹿島育英会奨学生の懇談会みたいなものがあってそれに顔を出してきたけれど蓋を開けてみたら石川六郎とか、門内輝行とか木村孟とかスゴイ人たちが集まっていてビビッた。その席で自己紹介をして下さいと言われて自分の興味あることについて僕…

四月物語/岩井俊二

最近小説が映像になるときのギャップを明らかにするべく、未見の映像化された小説を読みまくっているんだけど、昨日岩井俊二の「四月物語」を見て小説よりも小説的だなと思ったのは、ストーリーのないシーンを見せるのが上手いからかなあと漠然と思った。

中間管理職は辛いよ。

「この踏み面やっぱり761に変更したいんですが」 「実はそれもうつくっちゃったんだよねえ」 「ええっ?」 図面承認の前にできてしまった外階段に対して、鉄骨屋の木村さんには直しますと言わせて電話を切り、大先生にできちゃってるんで無理ですと言い、結…

どっちつかず

意志なくして悪者になるのは嫌だなあとずっと思っていたけど昨日のニュースで小泉純一郎のあまりに頑ななどっちつかずな態度を見てああこれは歴然としたストラテジーであってずっと日本人はこうであったしこの姿勢というのは欧米の価値観の強い国際社会の中…

ekiden/浜本正機

関連話でekidenというひどい映画をおかんが借りてきたので見た。 これは田中麗奈が出てなかったら本当に15分くらいで見るのやめるような映画でしたけど、 陸上をやっていたものとしてちゃんと中村俊介(マギー司郎とCMに出ていた男)が走れていることに驚い…

玩具修理者/小林泰三

最近黒い本にはまっている。 黒い本というのは文庫本の書棚で一際異彩を放つ角川ホラーの本のことで、背表紙を見ただけでジャンルが分かる優れものである。 で瀬名秀明や貴志祐介などが受賞したり、作品が頻繁に映像化されたことでその後も何かと成功を収め…

東工大卒業製作優秀作品講評

都立大もひどかったけどそれにも増して非常に低レベルな争いだったように思うのは、ちゃんと建築として考えられているものが殆どなかったからだ。卒業製作 /設計ってあなたが何故にそこに建築をそのようにつくるのかを説明する行為だと認識しているんだけど…

夏の約束/藤野千夜

角田光代の東京ゲストハウスや鈴木清剛のロックンロールミシンもそうだったけど最近はこういうマイノリティコミュニティの日常生活を淡々と書くような小説がどうもはやっているらしい。そこには価値観がコミュニティ内と外で完全に反転するマイノリティ側の…

東工大卒業制作発表会

今宵も無責任に行きマース。と書くと自己否定になるかもなあ。ならないかなあ。 で今日東工大卒業制作発表会。 失笑されるM本。模型を風に飛ばされるM本。1次通過はおろか再提出に凹むM本。 は放っておくとして全体的な印象としては強い思いが伝わってくるも…

つくりながら考える…山本理顕展@ギャラ間

立ち上がったコンクリートの壁は多少のピンホールが見られるも、思った以上によくできていた。 なのでゴゴイチで現場を後にしギャラ間に行くことにした。 この展示、邑楽町の1/25ユニットブロックが置いてあってそれでは勝手に遊んでくださいというもので、…

をひっくり返しうるひとこま

朝起きてテレビをつけると某局で「先ほど北朝鮮がミサイルを日本海に向けて発射したとの情報が入りました。」と何やら緊迫したおもむきで話すアナウンサーの姿があって、咄嗟に僕は東京はだいじょうびなの?と思い、すぐにそんなわけないよなと思うと同時に…

初マンガ喫茶

恥ずかしながらはじめてマンガ喫茶というものに足を踏み入れてみた悪天の日曜日。 マンガ喫茶と聞いて勝手にオタク人間の巣窟だと思っていたのが、実際にはそんな人は殆どいなくて意外とかわいい女のコがいっぱいいたりする所であった。オタクという固定概念…

都立大卒業設計講評会@新宿都庁

夕暮れ時にまた新宿に戻って都立大卒業設計講評会に顔を出す。クリする人もそうだけどモノ自体もパッとしなくてかなりイライラした。悲しかったのは一番評価されたのが都心に積層された学校をつくるというプログラムものだったこと。これも例えば教室とそれ…

ツートン/Super-OS

で、中野ブロードウェイを抜けてSUPER-OSのオープンハウスへ。初めて吉村靖孝氏と話す。建築をつくる側の社会とそれを享受する側の社会があったときに、彼らはCASA BRUTUS的価値観においてダサいと思われている一般的な建材を持ち出して上手く使うことで、い…

アンダーコンストラクション展@オペラシティ

時間がまだあったのでアンダーコンストラクション展へ。正直大して面白くなかった。印象に残ったのはワン・ゴンシンのインスタレーションで、囲われた空間内に吊られた4面のスクリーン各面の真中に門が映されていて、あちこちの門が開いては中でいろんなアク…

リベスキンド展

久々の土曜休み。 朝寝して終了間近のリベスキンド展へ。 でっかい建築のボリューム模型を置くことが空間の問題になってしまっているところが非常に面白かった。リベスキンドのインタビューを聞いていて、これだけのモノを正当化するのに如何に世の中を曲が…

欲望に素直に

新橋のガード下に詰まっているいろいろなものを見て僕は、この社会特に経済というのは人間の欲望の総体なんじゃないかと思った。絶対的に否定できない人間の欲望の存在がまずあって、例えば地位のある人ほどその欲望が他の人の欲望に勝つみたいなルールが存…

夢日記

久々にはっきりした夢の中で僕はバトルロワイヤル的状況の中にいた。つまり僕は何だか分からないけど命を狙われている状況下で小屋の中に隠れていて、一緒にいた前田亜季とすごくいい関係だったのだ。そして僕はそういう年頃の男女が一様にそうであるように…

顔の認知方法

最近お世話になりっぱなしの鉄骨屋の木村さんははじめて会ったときから知人のおじさんに似てるなと思っていて、そうなると3回4回と会っているのにいざ顔を思い出そうとすると知人のおじさんの顔が出てきてしまう。こういうことって良くあると思うけどこれっ…

bring em in /Mando Diao

飽和寸前のR&Rシーンにまたスウェーデンからいいバンドが出てきた。 もうこういうプロパガンダは最後になるだろう。さらば短き素敵な時代。ところでスウェーデンという土壌と良質なR&Rの関係はまるで謎だが、R&Rでワールドカップをやったら間違いなくスウェ…